日本酒年表
教本に掲載されている年表をまとめました
酒造好適米については教本p32〜p37
山田錦に関してはP38〜p45を確認してください
年代 | 出来事 |
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奈良時代後半 | ・国家の組織に造酒司(ぞうしゅし/さけのつかさ/みきのつかさ)が設けられる |
平安時代 | ・寺院や神社、民間でも酒造りが行われる ・927年に書かれた「延喜式」に、酒杯についてと『しおり』という貴嬢酒の元となる製法の記述あり |
室町時代 | ・本格的な酒屋が現れる |
江戸時代 | ・日本酒造りが盛んになり、柱焼酎が使われることもあった ・灘で水車による精米が開発 ・生酛での製法が確立 |
明治時代 | ・山卸廃止酛が確立 |
862年9月9日 | ・御香宮神社の境内から湧き出た水が清和天皇より「御香水」の名を賜る |
1626年 | ・現存する最古の酒蔵が創業 |
17世紀後半 | ・灘で寒造りの技術が確立 |
1768年 | ・比重の単位「ボーメ」発見 |
1840年 | ・灘の宮水発見 |
1895年 | ・清酒酵母が日本酒醪から初めて分離 |
1897年 | ・清酒酵母を「Saccharomyces sake Yabe」として発表 |
1904年 | ・国立醸造試験所が開設 |
1906年 | ・灘の「櫻正宗」の酒母より1号酵母が分離 |
1907年 | ・全国清酒品評会スタート |
1909年 | ・吟醸物、吟醸家という言葉が文献に見られる ・醸造試験所の実験により山廃酛実用化 ・熊本県酒造研究所設立 |
1911年 | ・第1回全国新酒鑑評会 |
1912年 | ・伏見の「月桂冠」の新酒より2号酵母が分離 |
1914年 | ・広島、醉心山根本店の「醉心」の新酒より3号酵母が分離 |
1916年頃 | ・酒造好適米の概念が確立 |
1917年 | ・きょうかい酵母に番号を付記して提供開始 |
1918年 | ・熊本県酒造研究所に「酒の神様」野白金一を技師長として招聘 |
1924年 | ・広島の蔵元の酒母または新酒より4号酵母が分離 |
1925年 | ・広島、賀茂鶴酒造の酒母から5号酵母が分離 |
1927年 | ・吟醸酒という概念の確立 |
1933年 | ・竪型精米機誕生 |
1935年 | ・秋田、新政酒造から6号酵母が分離 |
1936年 | ・山田錦命名 |
1943年 | ・国内でアルコール添加が行われるようになる |
1946年 | ・長野、宮坂醸造の「真澄」から7号酵母が分離 |
1953年 | ・熊本県酒造研究所の保存株から8号酵母が分離 |
1952年 | ・茨城、明利酒類にて10号酵母が分離。1977年より頒布 |
1957年 | ・五百万石命名 |
1965年 | ・宮城、浦霞の醪より12号酵母が分離 |
1973年 | ・課税移出数量、最高の1,766千kl達成 |
1978年 | ・美山錦誕生 |
1980年 | ・静岡酵母開発 ・鹿児島県で薩摩切子が復刻 |
1980年代 | ・吟醸酒ブーム |
1986年 | ・宮城県「みやぎ純米酒の県」宣言 |
1989年 | ・級別制度特級のみ廃止 ・福島県、会津杜氏旗上げ ・清酒の製法品質表示基準制定 |
1990年初頭以前 | ・「YK35」が鑑評会で猛威を奮う |
1990年中期 | ・「香り酵母(セルレニン耐性酵母)」と呼ばれる酵母が全国に広まる |
1990年 | ・秋田県と秋田酒造組合の共同研究により1990年に誕生した「秋田流花酵母」が、 1996年にきょうかい1501号酵母として採用 |
1991年 | ・金沢国税局鑑定菅室が試験醸造を実施し、1994年からきょうかい14号酵母として北陸限定1995年から全国頒布 |
1992年3月 | ・級別制度廃止 |
1995年 | ・醸造研究所が東広島市に移転 |
2001年 | ・広島県東広島市で西条酒造協会に属する10社を中心に「西条・山と水の環境機構」を発足 |
2003年 | ・清酒の製法品質表示基準一部改正 |
2004年 | ・純米酒の精米歩合規定撤廃 ・日本酒と単式蒸留焼酎の製造数量が逆転(2003年焼酎ブーム) |
2006年 | ・栃木の下野杜氏旗上げ |
2006年 | ・1801号酵母頒布。酢酸イソアミル及びカプロン酸エチル高生産 |
2013年 | ・富山杜氏の旗上げ |
2013年12月 | ・和食がユネスコ無形文化遺産に登録 |
2014年 | ・KArg1901酵母頒布。カプロン酸エチルが1801号よりも穏やかで、酢酸イソアミルは高生成 |
2016年 | ・地理的表示(GI)「山形」が都道府県単位で初めて指定 |
2017年 | ・日本酒製造免許場数が1,594場に |